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美容室の照明選びは慎重に!色やスタイル選びのポイントを解説

美容室の新規開業を考えている人は、快適に作業できる照明の色と明るさや、内装にマッチした照明のスタイル選びに悩むことがあるでしょう。

照明は作業効率に関わるだけではなく、顧客満足度にも影響するため、選ぶ際は慎重にならなければなりません。

本記事では、美容室の照明の色やスタイル選びで失敗したくない人に向けて、選び方の重要ポイントを解説していきます。

1.美容室の照明選びが重要とされる理由

美容室の照明は、安心安全のスタイリングを実現させる環境設備であり、非日常感の演出に必要不可欠な舞台装置でもあります。

ただオシャレな照明を選ぶのではなく、作業中の事故防止に繋がる色と明るさ選び、お客様に満足してもらえるスタイルとデザイン選びが重要です。


照明選びにこだわることで、作業効率と顧客満足度の両方を向上できるため、美容室の新規開業を考えている人は必要な知識をしっかり身につけていきましょう。

2.照明の色や明るさ選びのポイントを解説

照明の色や明るさは、作業のしやすさだけを重視するのではなく、お客様目線に立って選ぶのがポイントです。

たとえば、明るすぎる照明の場合、カラーリングはしやすくても、目がチカチカしてお客様に不快感を与えてしまう可能性があります。

では、具体的にどのような色や明るさを選べばいいのかを解説していきます。

2-1.照度は1000ルクスを目安に選ぶ

店舗全体の照明の照度は、出店する地域の保健所が定める数値以上にしなければなりません。

一般的には「100ルクス以上」にしなければなりません。

美容室に適した照度は、カット中の手元が見えやすく、カラーリングのチェックにも適している「1,000ルクス以上」が推奨されます

内装の雰囲気とマッチさせるために、500ルクス〜700ルクスくらいにしている店舗も見受けられますが、作業効率とお客様の満足度を考えると1,000ルクス程度が理想です。

2-2.照明を当てるスポットごとに色温度を変える

どのスポットに照明を当てるかで、色温度の選び方は変わってきます。

色温度とは、人工的・自然光の全てを含めた光源が発する「光の色」のことです。ケルビン(K)という単位で色温度の度合いを表し、ケルビンが低いと赤みを帯びた色になり、高いと青みを帯びた色になります。

美容室においては、お客様の肌に当てる照明には、約3,000Kの「電球色」が推奨され、カラーリングをチェックする照明には、約6,500Kの「昼光色」が推奨されます

以下は、店舗で主に用いられる照明の色温度とそれぞれの特徴です。

色温度特徴
電球色約3,000Kの色温度で、電球のような色を表現できる。赤みを帯びた落ち着いた色味が特徴。
昼白色約5,000Kの色温度で、太陽光に近いナチュラルな色合い。長時間過ごす施設に適している。
昼光色約6,000Kの色温度で、昼白色よりも青白い光になる。蛍光灯で太陽光に近い色を表現できる。

それぞれの色温度の特徴を理解して、上から照らす場合は昼光色、下や正面から照らす場合は電球色、といった使い分けをすることが重要になってきます。

2-3.作業に適した演色性にこだわる

演色性とは、照明で物体を照らした時に、物体の色をどの程度再現できるかを示すものです。

演色性の度合いは平均演色評価数(Ra)で表し、美容室においてはカラーリングのチェックに適したRa85以上が推奨されます

従って、上部から照らす照明は特に演色性にこだわる必要があるということです。

しかし、最近の照明器具の性能はとても高くなっており、演色評価数が高い器具が豊富です。

住宅専用の照明器具を選ばない限り、演色性が高い器具を誰でも使用できます。

演色性は、Ra100に近づくほど自然な色合いになりますが、色温度によって見え方も変わること理解しておきましょう。

2-4.コストを抑えたい場合はLEDやLED電球を選ぶ

長時間にわたって照明を利用する美容室では、省エネの「LED」や「LED電球」を使用することでコストを抑制できます。

照明から発生する光の量を「光束」と呼び、「ルーメン(lm)」という単位で照明全体の明るさを表します。LEDやLED電球は、従来の白熱電球と比べて少ないルーメン数で光を放射可能です

LEDが誕生した当初は、演色性が低いといわれていましたが、最近では美容室に適したRa85以上のLEDも販売されています。

3.照明のスタイル選びのポイントを解説

お客様が長時間滞在する美容室は、心地よさと快適さを備えたオシャレな空間づくりが大事です。

照明においては、内装にマッチしたスタイル(デザイン)選びにこだわることで、非日常的な空間をより演出でき、お客様の満足度向上に繋がります

ここからは、美容室で用いられている照明スタイルの種類や特徴を解説していきます。

3-1.シーリングライト

天井から吊るすタイプのシーリングライトは、一般家庭でもよく使われている照明のスタイルです。

高い場所から広範囲にわたって照らせるため、面積が広い店舗でも全体を均一に明るくでき、スッキリした空間を演出できます

お客様の視界に入りにくいため、狭い空間をできるだけ広く見せたい場合にも重宝する照明のスタイルです。

3-2.スポットライト

筒状になっているスポットライトは、ピンポイントで特定の場所を照らすことができる照明です。

美容室では、シーリングライトよりは限定的な光量になりますが、設置数を調整することでメインのフロアや受付カウンター、鏡の上などさまざまな場所で活用できます。

スポットライトはデザインが豊富なため、アンティーク調やラグジュアリー調などさまざまな内装デザインと合わせやすいのもメリットです

また、陳列した商品をスポットライトで照らすことで、お客様に与える印象が強くなるため、オリジナル商品の販売販促にも役立ちます。

3-3.ペンダントライト

天井からチェーンやコードで吊り下げるタイプのペンダントライトは、デザイン性に優れた照明です。

特徴的なデザインのペンダントライトは、オシャレなインテリアとして活用されるケースも多く、非日常感を演出したい場合にオススメされます

和風・北欧風・レトロ調など、デザインのバリエーションも豊富で、他店舗の内装と一味違った空間をつくりたい場合にも、ペンダントライトが選択肢になります。

3-4.ダウンライト

ダウンライトは、天井や壁に照明自体を埋め込むタイプで、空間を圧迫させることなく取り入れることが可能です

広々とした空間を演出できる照明で、ナチュラル風・レトロ風・アジアン風などの内装デザインの間接照明にぴったりです。

ダウンライトは、シーリングライトやスポットライトと比べると照度は低くなるため注意が必要です。

メイン照明でダウンライトを使いたい場合は、設置数と配置に気をつけて照度が低くなりすぎないようにしましょう。

4.美容室の照明選びで失敗しないポイント

美容室の照明を適当に選んでしまうと、作業に悪影響を及ぼしたり、お客様の満足度が低下したりするリスクがあります。

新規開業時の照明選びで失敗しないポイントは、以下の3つになります。

①お客様目線に立って照度と演出性を選ぶ
②内装にマッチする照明を選ぶ
③店舗の設計デザインのプロに依頼する

上記のポイントをさらに詳しく解説していきますので、顧客満足度の高い店舗づくりのためにお役立てください。

4-1.お客様目線に立って照度と演色性を選ぶ

美容室の売上に大きく関わる顧客満足度を高めるため、お客様目線に立って照明を選ぶことはとても重要です。

照度は、店内を明るく照らせる1,000ルクス以上にし、演色性は、カラーリングのチェックを正確にできるRa85以上にしましょう。これら2つの条件をかけ離れてしまうと、店内で顔色が悪く見えてしまう、お客様の理想とするカラーに仕上げられないといったリスクが生じます。

店内の照度は、専用什器の照度計でチェックすることができ、最近ではスマホのアプリでも簡単に照度を計ることが可能です。

しかし、1,000ルクスを超えているものの、暗く感じるケースもあります。

それは、照明器具ごとに光の広がり方や、拡散能力の違いが理由です。

その為、数値だけにとらわれず、自分の目で見た感覚も大切にしましょう。

照明の数や配置を調整しながら、お客様の満足度向上に繋がる照度と演色性を実現させましょう。

4-2.内装にマッチする照明を選ぶ

美容室全体のコンセプトを表現する際、内装デザインは最も重要といわれるポイントです。

クオリティの高い内装デザインに仕上げるためには、照明を含めてインテリアに統一感を与える必要があります。

たとえば、カフェ風・モダン風のナチュラルスタイルの内装には、アットホーム感を演出できるペンダントライトなどがオススメです。照明のスタイルだけではなく、デザイン性に統一を持たせることで、より非日常感のある空間を演出できます

何度も通いたくなるオシャレな美容室にするために、天井・壁・床・セット台・その他インテリアとの相性を考えて照明を選びましょう。

4-3.店舗の設計デザインのプロに依頼する

美容室を新規開業する際、経営者がやらなければならないことは多岐にわたります。

計画している内装とマッチする照明を、「どうやって選んでいいかわからない」「そもそも選んでいる暇がない」という方は、店舗の設計・内装デザインのプロに依頼するのがオススメです。

美容室の新規開業で実績のある会社であれば、過去の実績データやノウハウを活かした理想の内装デザインが実現します。

たとえば、「漠然としたイメージはあるのに、具現化する方法が分からない」というケースでも、美容室のコンセプトにマッチする内装づくりをサポートしてもらえます。


照明に関しては、照度や演色性に配慮しつつ、要望に合わせた照明スタイルやデザイン選びをしてもらえるため、経営者の負担が大幅に軽減されます

美容室の新規開業で少しでも不安があれば、店舗の設計デザインのプロに相談して悩みを解消させましょう。

5.まとめ

髪を切ったり染めたりする美容室では、店内やお客様を照らす照明選びがとても重要です。

お客様に満足してもらえる居心地の良い空間をつくるには、照明の照度・色温度・演色性にこだわる必要があります。また、内装とマッチする照明スタイル選びをすることで、非日常感をより演出することが可能です。

美容室を新規開業するにあたり、「照明選びに失敗したくない」という方は、店舗の設計・内装デザインの専門家を頼るという選択肢も視野に入れましょう。

店舗の開業支援で豊富なノウハウを持つ「株式会社Lovation(ロベーション)」は、内装の企画から設計、施工にいたるまでワンストップでサポートしています。

漠然とした内装のイメージを具現化し、内装デザインと相性の良い照明のご提案や配置のアドバイスなどが可能です。

理想の内装デザインを実現したい方は、ぜひこの機会にロベーションまでご相談ください。